読書感想「シンプルに考える」
LINE株式会社の元社長、森川亮さんの「シンプルに考える」を読みました。
本の内容もタイトル通り非常にシンプルにまとまっており、サラッと読了できました。
シンプルに、本質だけを追求する、ということ
この本の書き出しはこうです。
会社にとっていちばん大切なことは何か?
・・・
僕の答えはシンプルです。
ヒット商品をつくり続けること。これしかありません。
ヒット商品をつくり続けるために、ユーザーのことだけを考える。
ユーザーのことだけを考え、それを形にできる社員だけを集める。
ユーザーのためにならない不要なことはすべて捨てる。
この本の主旨はこれだけです。
本当にシンプルです。
常識を常識として取り入れず、そもそもそれはなぜなのか?を徹底的に考え、そして本当に必要なことだけを実践してきた結果、世界で億を超えるユーザーに利用される「LINE」が生まれたということです。
シンプルに本質だけを取り入れるということは、裏を返せば不要なものは容赦なく切り捨てるということ。
例えば「成功」「ビジョン」「計画」「情報共有」「ライバルとの差別化」…
これらはすべてユーザーのためか?という点に置いて本質ではないため、不要としています。
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著者の森川氏はLINEという大成功を収めながら2015年3月に社長を退任、4月からC Channel株式会社を設立し、新しいメディアをつくり上げている最中です。
最終章でも、「人生は結局のところ『やるかやらないか』がすべて」「悩んでいないで、とにかく全力でやってみるしかない」とあります。
シンプルです。